東京パラリンピック2020 パラリンピックの歴史と種目は?

パラリンピックは、国際パラリンピック委員会が主催する、身体障害者(肢体不自由(上肢・
下肢および欠損、麻痺)、脳性麻痺、視覚障害、知的障害)を対象とした世界最高峰の障害者
スポーツの総合競技大会。オリンピックと同じ年におなじ場所で開催される。アテネ大会から
夏季オリンピックと共同の開催組織委員会が運営する。

パラリンピックの歴史

障がいのある人々が身体運動をおこなっていたという記録は紀元前から見られる。医師や体育
指導師により「治療体操」としてスポーツがおこなわれるようになったという記録ものこさ
れている。しかし障がい当事者自身が組織をつくり自発的にスポーツ活動をはじめたのは、
19世紀以降のことである。

1888年、ドイツでは聴覚障がい者のためのスポーツクラブが創設され、さらに1910年には
ドイツ聴覚障害者スポーツ協会が創設された。第一次世界大戦後は、イギリスで身体障がい者
自転車クラブや英国片上肢ゴルフ協会が創立されるなど、障がいのある人々が自発的にスポー
ツを楽しむようになった。

競技

球技

バドミントン

バドミントンは、東京2020大会からパラリンピックの正式競技となる。身体障がいを対象と
するが、様々な障がいの選手ができるだけ公平にきそえるよう、障がいの内容や程度で6つの
クラス(車いす2クラス、立位クラス4クラス)にわかれて競う。

ルールはオリンピックのバドミントンとほぼ同じ。クラスにより一部アレンジされている。
例えば、コートのおおきさは車いす2クラスと立位の1クラスのシングルスのみ通常の半面を
つかう。ネットの高さは全クラス共通。車いすクラスに限り、ネット周辺の一定範囲におちた
シャトルはアウトとなるなど、クラスに応じて工夫されている。

全種目とも21点制。3ゲームで2ゲーム先取のラリーポイント方式で行われる。スピードや
パワーの立位クラス、テクニックや駆けひきも重要な車いすクラスなど見所もさまざま。
種目は男女シングルスとダブルス、ミックスダブルスが実施されている。
日程 2020.9.5~6 予定

卓球

愛好者もおおく、世界的に普及している卓球は、第1回のローマ1960大会から継続して実施
されている競技の一つ。オリンピックで卓球が正式競技になったのはソウル1988大会。パラ
リンピックの卓球がさきに始まっている。パラリンピックの卓球が対象とする障がいは幅
広い。肢体不自由と知的障がいの2つに大別され、肢体不自由クラスには車いすと(立って
競技する)立位がある。試合はそれぞれの障がいの程度に応じ、さらに11クラスにわかれ
競う。

つかう用具や試合のすすめかた、得点のはいりかたといった基本的なルールはオリンピックの
卓球とほぼ同じ。障がいクラスによりサーブやトスなどに特別ルールが設定されている。
日程 2020.8.29~31・9.3~4 予定

シッティングバレーボール

シッティングバレーボールは1956年、戦争で傷ついた兵士たちのリハビリを目的にオランダで
考案され、世界に広まった。パラリンピックでは男子がアーネム1980大会から、女子はアテネ
2004大会から正式競技となっている。障がいのある選手を対象とし、お尻(臀部)を床に
つけた状態で競技するバレーボール。

オリンピックのバレーボールと同じように、1チーム6人でネットをはさみ対戦する。試合は
5セットマッチで、1セットは25点先取(第5セットは15点)のラリーポイント制でおこなわ
れる。座位でおこなうため、オリンピックよりも小さいコートや低いネットなどルールの
一部が変更されている。

最も重要なルールは、プレー中に臀部が床から離れると、「リフティング」というファウルに
なる点。選手はお尻を床につけたまま、腕の力などでお尻を滑らせるようにしコート内を
移動する。相手のサーブを直接ブロックやアタックなどで返球できる点もオリンピックとは
異なる。
日程 2020.9.5~6 予定

車いすバスケットボール

下肢障がいを対象とし、回転性や敏捷性のたかい、専用の車いすにのり行うバスケット
ボール。ボールやコートのサイズ、ゴールの高さや出場人数など基本的なルールはオリン
ピックとほぼ同じ。うつくしい放物線を描くシュートの正確性や車いすで走るスピード感、
勢いあまって転倒もある選手同士の激しいぶつかりあいなど、多彩な魅力が人気の競技。

巧みな車いす操作も見逃せない。車いすにはブレーキがなく、ダッシュ、ストップ、ターン
など選手はすべて自身の手でおこなう。シュートには微妙なボールタッチが欠かせないため、
ほとんどの選手は素手で車いすを操作する。体幹や腰をつかい体の一部のように車いすをあや
つる選手もいて、その身体能力のたかさにも驚かされる。
日程 2020.9.5~6 予定

5人制サッカー

5人制サッカーは、別名「ブラインドサッカー」としても知られる、視覚障がいのある選手を
対象とするサッカー。1チームは4人のフィールドプレーヤーとゴールキーパーで構成される。
ゴールキーパーは晴眼(視覚障がいのない選手)、または弱視の選手が務めるが、フィールド
プレーヤーは視覚障がいのある選手でなければならない。

フィールドプレーヤーは個々の見えかたによる有利不利をなくすため、アイマスク(目隠し)
着用の義務があり、視覚を遮断した状態でプレーする。チームにはFPの目の代わりとなる
「ガイド」と呼ばれるメンバーがいて、相手ゴールの裏に立ち、ゴールまでの距離や角度
などの情報を声や音でつたえる役割を担う。

ボールはなかに鉛が仕込まれた特製のボールで転がると「シャカシャカ」と音が鳴る。選手は
ボールの音やガイドの声などを頼りにプレーするが、想像以上に激しく、スピーディーな
プレーに驚かされる。周囲の音声に耳を傾ける選手を妨げないよう観客にはプレー中、静寂が
求められる。得点が決まったときは大きな歓声で選手を称える。このメリハリある観戦スタ
イルも、5人制サッカーの醍醐味。
日程 2020.9.5 予定

車いすテニス

車いすにのりプレーする車いすテニスは、2バウンドまでの返球が認められている以外は
テニスと同じルールで行われる。コートの広さもネットの高さ、用具なども同じ。2バウンド
目はコート内でも外でもよい。テニスは相手のボールを追いかける俊敏さが必要だが、車いす
テニスは片手にラケットを持ちながら車いすをこぎ、コート内を動きまわらねばならない。
テニスのテクニックに加え、車いすの操作にもたかい技術が必要。
日程 2020.9.1~5 予定

ゴールボール

視覚障がい者を対象にしたチーム球技。全盲から弱視の選手まで出場できるが、公平に競技を
おこなうため、全員アイシェード(目隠し)を着用する。バレーボールコート大のコートを
つかい、1チーム3人の2チームで対戦。鈴のはいったボールを転がし、相手のゴールにいれ
得点を競う。守備側は3人で協力し、全身でゴールを守る。1試合は前後半12分ハーフで、
延長戦になった場合は「ゴールデンゴール方式」でおこなわれる。

攻撃側はスピードボールやバウンドボールを用いてディフェンスしづらいコースを狙ったり、
できるだけ音を消してボールの出所がわからないように投球するなどの駆け引きがある。
守備側は、ボールのなかの鈴の音や相手選手の足音やボールがバウントした位置により、
ボールが転がってくるコースを瞬時に察知し、身体を横たえ守備の壁をつくりボールを
とめる。
日程 2020.9.4 予定

ウィルチェアーラグビー

ラグビーやバスケットボール、アイスホッケーなどの要素が組みあわさった球技でバスケット
ボールと同じひろさのコートをつかい、専用の車いすにのった選手が4対4で対戦する。専用の
まるいボールをパスや膝の上にのせるなどしはこび、車いすの前後4輪のうち、2輪がトライ
ラインに達するか通過すると1トライとなる。四肢に障がいのある選手を対象とし、車いす
競技のなかで唯一、車いすでのタックルが認められており、激しいぶつかりあいも見所。
日程 2020.8.30 予定

ボッチャ

イタリア語で「ボール」を意味するボッチャは、脳原性疾患による四肢麻痺など、比較的重い
障がいのあるひとのために考案されたパラリンピック特有の球技。最初にジャックボールと
呼ばれる白いボールを投げる。つづいて赤と青の各6個のボールを投げたり、転がしたりして
目標となるジャックボールにいかに多くのボールを近づけるかを競う。

ルールの類似性から「地上のカーリング」とも呼ばれるが、的となるジャックボールの位置が
毎回かわり、また途中で弾いたりして動かすこともできる点が特徴。将棋やオセロのように
戦略性もたかく、一発逆転もあり最後まで目が離せない。
日程 2020.9.2・5 予定

ボッチャはやったことがあります。白いボールがジャックボールという名前なのも今回、知り
ました。単純そうにみえて、実際にしてみると案外むずかしかったことを思い出しました。
選手のみなさん、頑張ってください。

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