いちごは野菜なの果物なの?葉酸含有量は?種類やレシピは?

近ごろ、スーパーなどで苺をよく見かける。いちごの旬はいつなのでしょうか?
いちごの旬は4~5月。クリスマスケーキでの需要がたかく、出荷量が一番おおいのは12月後半
となる。それに合わせて促成栽培の技術が進んだため、12月後半から旬である春になるまで
まんべんなく出回るようになった。数多くのブランドがあるが、栃木の「とちおとめ」や、
福岡の「あまおう」などが有名。
いちごは、バラ科の多年草の一種で、正式にはオランダイチゴ属に含まれる。いちごは赤い
愛らしい姿をしているが、この食べている部分はじつは果実ではないということをご存知
かな?この部分は、花托(かたく)の発達した花の一部で、本当の果実はそのまわりにある
胡麻のような粒粒一つ一つを指す。

いちごは野菜?果物?

一般に果物の人気者のいちごだが、メロンやスイカとおなじく植物の分類や農業上では野菜。
これは、日本では果実は「木」になるものであり、畑でつくる草本類を野菜と定義している
から野菜扱いになるみたい。
一方で、メロンなどとおなじく、市場では果物として扱われている。もちろん町で売っている
のも果物屋。そういう観点から、流通上は果物の分野となる。

苺の種類

アイベリー 

大粒いちごの先駆け。アイベリーは愛知県の愛三種苗(株)により開発された品種で1983
(昭和58)年にデビューした。名称は愛知県生まれということで愛知の「愛」からアイベリー
とされたそう。そのため、「愛ベリー」と表記されることもある。特にバレンタインの時期
には愛のいちごとして人気を得てきた。
アイベリーの最大の特徴は大粒になりやすいということ。一般的ないちごは15~20gほどだが
アイベリーは20~50gになり、普通の2~3倍の大きさになる。大きいものだと80gを超えると
いうからいちごとしては凄いおおきさといえる。ただし、果形は不安定で、大粒になると
キレイな円錐形のものは少なく、くさび形や心臓形のものが多くなる。

紅い雫

糖度がたかく、それに見合った十分な酸味をもった濃厚な味のいちご。果実全体があかく色
づき果肉もあかい。果実がかたく完熟の状態で出荷しても傷みにくい。

章姫(あきひめ)

果実はややおおきく、細長い円錐形をしている。果肉は表面にちかい部分がうすいピンクで果心
部分はしろい。大きいわりに中心部の空洞はできにくく、あっても僅か。果肉はやや柔らかく
ジューシーで、酸味がすくなくその分甘さを感じる。章姫に限ったことではないが、この品種
はとくに栽培環境などによってものすごく甘いものから水っぽいものまで甘さの差がおおきい
ように感じる。

あすかルビー

奈良県が生みだした「赤い宝石」。果実の大きさは比較的おおきく、球円錘形のととのった形
のものがおおい傾向にある。種のくぼみは浅い。見た目のいちごらしい艶のある美しさと、
やや丸っこい可愛らしい容姿が特徴。果肉はややカタめでしっかりとしているわりにとても
果汁はおおい。甘味をひきたてる控えめな酸味によりとてもおいしく感じられる。
外観や味のよさはほかの品種のなかでもかなりレベルが高く感じられる。粒が揃っている
うえ、果実の中心まで色がはいっているので断面もきれい。ケーキのトッピングやさまざまな
お菓子の材料としても向いている。

あまおう

あまおうは全国で親しまれてきた「とよのか」に代わるいちごとして、日本一を目指してつく
られた。果実がおおきく形がととのっている、赤くてツヤがよい、糖度がたかい特徴をもつ
ことから、「あ」かい、「ま」るい、「お」おきい、「う」まいの頭文字をとって「あま
おう」と名づけられた。全国農業協同組合連合会により商標登録されている。
果実は大型傾向で、贈答用などでなくスーパーに並んでいるものでさえ40~50g前後のものが
おおい。カタチも平均してととのってふっくらとした形をしている。

あまおとめ

極早生種で11月下旬ごろから収穫でき、年内の収量がおおい特徴をもっている。果実はおお
きめでやや縦長の円錐形。果皮のいろは鮮やかな紅色だが、厳冬期は色づきがやや悪い。
ガクのちかくが着色しきらず白っぽいものもおおく見られる。表面は艶やかでそう果(種の
ようなゴマ状の部分)の落ちこみは小さめ。

あまみつ

静岡県生まれの希少な品種。2011年ごろから市場でみかけるようになった新しいいちごで、
栽培が難しく収量もすくないことなどから生産者が限られることから希少性がたかく、味の
よさなどから高級いちごとして百貨店などにならんでいる。香りが非常によく、あまく芳醇な
香りが強くでている。食べると酸味が穏やかで、ふっくらとしたつよい甘味が口にひろがる。

淡雪(あわゆき)

淡雪の果実はやや縦長の円錐形で、すこし大き目となっている。粒の揃いはよいようで店に
並んでいるものはどれも形がととのったものが多い。特徴となっている表皮のいろは白では
なく淡橙色となっているが、ほんのりとした桜色といった感じ。

いちごさん

佐賀県生まれの新品種。いちごさんはブランド商標で、正式な品種名は「佐賀i9号」という。
佐賀県のいちごといえば「さがほのか」が全国的に有名だが、「いちごさん」はそれから
20年ぶりの新品種ということで注目されている。
ブランド名「いちごさん」の名称は「ながく愛されるいちごとなることを願い、よびやすくて
覚えやすい、清々しさとインパクトを合わせもつ名前」として決められたそう。
いちごさんのホームページには大きな特徴として「凛とうつくしい色と形」「華やかでやさ
しい甘さ」「果汁のみずみずしさ」の3つが挙げられている。

いばらキッス

1990年ごろ以降、全国でオリジナル品種開発が盛んになりさまざまな品種が生みだされてきた
なかで、2010(平成22)年に茨城県でもオリジナル品種をという期待のなかで生みだされた
のがこの「いばらキッス」。

かおり野

三重県のオリジナル品種。かおり野の名称はこのいちごの「上品な香り」に由来し、これまで
いちご農家を悩ませてきた「炭疽病」に対して抵抗性をもつ希少な品種として注目されて
いる。いちごのカタチはやや縦長の円錐形でおおきく、果皮のイロはあかるい橙赤色をして
いる。一般のスーパーなどで売られているパックのものをみる限りではかたちはやや不揃いの
ものが多いように思われる。

クイーンレッド

果実はやや縦長の円錐形で大玉果ができやすく、変形果もおおく見られる。最大の特徴は赤い
いろで、表皮はすこしどぎついくらいに濃い赤色をしている。断面をみると果肉のいろも
かなり濃い赤色をしている。果肉はややしっかりとした肉質で、かんだときにサクッとした
歯ざわりが感じられる。

恋みのり

・果実がかためで日持ち性および輸送性がたかい。
・2L以上の大玉率がたかく、収穫最盛期には大玉率が8割以上にもなる。
・果房ののびがよく果実がみつけやすいことや、粒の揃いがいいため、調整・収穫作業の
 省力化が可能。

古都華(ことか)

奈良県の新しいオリジナル品種。奈良県のいちごといえばあすかルビーが有名だが、それから
10年ごしのオリジナル新品種となっている。とくに目につくのは外観で、艶のあるうつくしい
紅色の表面と、均整がとれたキレイな円錐形のかたち。この品種は乱形果率がほかの品種と
比較してとくに小さいよう。

さくらももいちご

さくらももいちごは「ももいちご」と同じく徳島県佐那河内村(さなごうちそん)のブランド
いちご。使われている品種名は公表されていないが、「ももイチゴ」のワンランク上のブラ
ンドいちごとして2008年から流通がはじまった新しいいちご。非常に品質がたかく、とても
高価なプレミアムいちごとして扱われている。
糖度は一般的ないちごよりたかい。先端部で約16~18℃、中部で約11~12℃、根元で約10℃
あるといわれている。

さぬき姫

さぬき姫の品種名は、さぬきの国香川県生まれの上品な味わいのかわいいいちご。たくさんの
ひとに可愛がってもらいたいとの思いをこめて「さぬき姫」と名づけられたが、流通している
ものの商品名としては「さぬきひめ」と全てひらがな表記がされている。糖度が12℃以上の
甘いものは、「高糖度いちご」として、香川県のさぬき特選「Kブランド産品」に認証されて
いる。

スカイベリー

栃木県が満を持して開発した「とちおとめ」の後継種。スカイベリーという名称は、2012
(平成24)年に全国から公募され、9月に4388件の応募の中から選ばれたものが商標として
登録された。{「大きさ、美しさ、美味しさ」の全てが大空に届くような素晴らしいいちご}
という意味が込められているそう。名山の一つ栃木県の「皇海山」(すかいさん)」にも
ちなんでいるとのこと。
果実はおおきく、25g以上の大粒になるものが6割をこえるとされている。全体に粒ぞろいが
よく、形はややなで肩の円錐形。表皮のいろは明るくツヤのある赤色。かんだときに優しい
歯ざわりが感じられる。適度な果汁が口にひろがりとてもよい食感が得られる。

すずあかね

一般的ないちごがつくれない夏秋どりの品種としておもに製菓店など業務用として栽培出荷
されている。味的にも比較的おいしい品種なので、生食用としてもわずかに出荷されている。
果実はややおおきめで、ふっくらとした球円錐形で全体にすこし濃い赤色に色づく。果肉は
しろく、中心部はほんのり赤みがある。外見のおおきさや色、それに香りとさわやかな酸味が
はっきりしていて、おいしいと感じられるほど甘味もある。生食も十分に楽しめるが、
生クリームとあわせるようなお菓子の材料にはもってこいのいちご。

桃薫(とうくん)

桃のような甘い香りのいちご。あわい桃のような色合いと、華やかな桃やココナッツの香りが
つよく、一般的ないちごとは一線を画する品種となっている。

とちおとめ

栃木生まれで関東の主流品種。全国的にみても現在最もおおくつくられている品種。おもに
関東で消費され、関西では「あまおう」のほうが多い。「さちのか」や「さがほのか」など
九州産がおおいよう。

とよのか

かつては「西の横綱」と呼ばれたいちごの代表品種。当時各地で栽培されていた品種のなか
では群をぬくおいしさと輸送性のたかさ、更には収量のたかさも相まって福岡県を中心に
九州各地に広まった。栃木県で生まれた東日本の「女峰」とともに「東の女峰、西の
とよのか」といわれるまでになり、1990年代後期あたりまでいちごの品種としては「西の
横綱」とまでいわれていた。
その後、次々とあたらしい品種が生まれ、「あまおう」の登場で一気に作付け転換がすすみ
市場から姿を消しつつある。だがまだまだファンはおおく、量は激減したものの市場には
まだ出まわっている。

女峰(にょほう)

静岡県の登録品種いちご。かつては東日本を中心にひろく栽培され、西日本の「とよのか」と
ともに市場を二分していた。次々とあたらしい品種が生まれ世代交代がすすんで今ではいちご
全体の1%ほどしか作られなくなってしまった品種。
果実はやや小ぶりだが長円錘形でととのっている。甘味酸味ともにバランスよく含み、色づきも
よい。かたちが整っているので、デザートの食材にはもってこい。果肉がやや硬めでしっかり
としており、日持ちの面でも有利。果実のなかまで赤く、ピューレやジャムにしたときの色も
きれいにでる。イチゴミルクにも最適な品種。

パールホワイト

白いいちごといえば「初恋の香り」を皮切りに話題となり「淡雪」など何種か登場している
が、このパールホワイトはそれらの中でもひときわ白く、目をひく。形はやや縦長の卵円形
で表皮のいろは白地に部分的にうすいピンクが差す。「淡雪」とくらべると明らかにパール
ホワイトが白っぽく感じる。そう果があかく、白地に赤いしずくが模様となってキレイ。

ゆめのか

ゆめのかは果皮がほどよく硬いため傷みにくく、完熟にちかい状態で収穫できることもあり、
糖度もたかめ。酸味もあってさっぱりとした食味に感じられる。果実は円錐形でおおきく、
平均20g前後の果実がつくとされている。

レディア

かたちは比較的ととのった円錐形で全体に赤く色づいている。果肉は外側がうすいピンクで
中心は白く、果肉はジューシーだがしっかりとしている。おおきな特徴は穏やかな酸味の
うえにつよい甘さが感じられ、とても甘くおいしいということ。糖度は13℃前後のものが
多い。ととのった形とうつくしい赤色にこの甘さなので全体のレベルとしては高いと
感じられる。

栄養と効能

葉酸含有量がフルーツのなかでは二番目におおい

いちごの葉酸含有量は、100gあたり90μg。1位のライチ100μgにつづいて多い。3位はアボ
カドで84μg。
葉酸はビタミンB群に属する水溶性(水に溶けるタイプという意味)ビタミン。血をつくる
はたらきに関係し、不足すると貧血になることもある。妊娠をのぞんでいる女性や妊娠中の
女性は、妊娠前から妊娠初期にかけて1日0.4mgの葉酸を摂取することで胎児の神経管閉鎖
障害の発症リスクを低下させるとされている。体内に蓄えることがなかなかできないので、
毎日摂取することが大切。緑黄色野菜、果物などにおおく含まれている。十分に摂れない
場合は、サプリメント(栄養補助食品)の利用が勧められる。

ビタミンCをおおく含んでいる

苺はあるていどの量をまとめて食べることが多いので、ビタミンCの摂取に適していると
いえる。風邪の予防や疲労回復、肌荒れなどに効果がある。

アントシアニン

苺のあかい色素成分であるアントシアニンはポリフェノールの一種。眼精疲労回復や視力
回復に有効とされるほか、活性酸素をへらし、がん予防にも効果があるといわれている。

苺をつかったレシピ

スパイシーな苺とクリームのケーキ

材料

スパイシーな苺
いちご(ヘタをとりのぞき半分にきる・飾り用として別に100g)  800g
砂糖  150g
水  150ml
黒こしょう(ひいたもの)  小さじ1
塩  一つまみ

クリームケーキ
卵  3個
砂糖  125g
小麦粉  300g
ベーキングパウダー  大さじ1
バター(溶かす)  75g
プレーンヨーグルト  150g
塩  一つまみ

生クリーム  750ml
バニラビーンズ  1本
砂糖  100g

作り方

❶スパイシーな苺をつくる。砂糖、水、黒こしょうを鍋にいれ、沸騰させる。砂糖が完全に
 とけるまで混ぜる。

❷火からおろし、いちごを加える。冷蔵庫でひやす。

❸スポンジをつくる。卵がはいったボウルに砂糖をくわえ、トロみがでて白っぽくふわっと
 するまでかき混ぜる。バター、プレーンヨーグルトをいれる。

❹別のボウルに小麦粉、ベーキングパウダー、塩をいれ混ぜあわせたものを③に加えまぜる。
 混ぜすぎるとケーキが硬くなるので注意する。まぜあわせた生地を19cmのケーキ型に
 ながしいれる。

❺160°Cに温めたオーブンで45分ほど焼く。竹串でさし生地がつかなければ焼き上がり。
 焼き色がはやくつきすぎるようなら、アルミホイルでカバーをかける。

❻ケーキ型からはずしケーキクーラーにのせる。スポンジを30分冷ましてからスライスする。
 縁のあるお皿があれば、そこにケーキを上下逆さまにおき、お皿の縁をガイドにパン切り
 包丁でまっすぐスライスする。スポンジのうえの部分はつかわないので取りのぞく。この
 作業をくり返してスポンジを3層にきりわける。

❼包丁でバニラビーンズをたて半分にきりひろげ、包丁の背で種をこそげとり、生クリームの
 はいったボウルにいれる。砂糖をくわえ生クリームをケーキに塗れるくらいの硬さになる
 まで泡立てる。

❽一番上の層のスポンジを土台にして飾りつけていく。下の層を一番上につかうと仕上がりが
 きれいになる。

❾はけを使いスパイシーな苺のシュガーシロップをきりわけたスポンジにたっぷりと塗る。
 1/4の生クリームをスポンジにひろげ、シロップにつけ柔らかくなったいちごの1/3を
 のせる。おなじ作業を2回くり返す。

❿ケーキの上に飾り用の生のいちごをかざる。のこりの生クリームをケーキの側面にぬれば
 出来上がり。

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