梅の旬はいつなの?種類や効能は?美容効果やレシピについては?

梅の旬は6~7月。店頭に出まわる時期がみじかいため、5月あたりから頻繁に入荷を確認して
おくとよいでしょう。生産地は和歌山がダントツで、「南高梅」「古城」などが有名。
未熟なうちに収穫される青梅は梅酒につかわれ、あるていど色がつくまで熟してから収穫
される完熟梅は梅干しにつかわれる。
古来より体によい食べものとして知られており、疲労回復・老化防止を中心にさまざまな
薬効をもつ。

種類は?

梅はバラ科サクラ属の木になる実で、熟しても甘くならずつよい酸味が特徴の果実。おもに
梅酒や梅干しの材料などにされることが多くふるくから親しまれてきた果物。中国が原産と
され、日本には平安時代に既にはいってきていたとされている。

梅干しが重宝されるようになったのは鎌倉時代あたりからで、戦国武将にとっては今のような
「おかず」ではなく貴重な薬とされていたよう。未熟な梅のタネには身体に有害な成分がふく
まれているため、生のまま食べることはできない。加熱するかアルコールや塩漬けにすること
で食べられるようになる。

梅のおもな品種

南高梅

南高梅は正式には「なんこううめ」と読むが一般には「なんこうばい」と読むことも多い
よう。和歌山県の代表的な品種で、もっとも有名な梅ではないだろうか。明治35年に和歌山県
の上南部村で高田氏が発見し「高田梅」として名づけられた。そのご昭和40年に「南部の高田
梅」を略して「南高」と名称登録されたそう。

粒がおおきく皮がうすい。果肉が肉厚でやわらかいので梅酒や梅干し、甘露煮など何にでも
つかえる万能梅。うつくしい紅をさすのが特徴。

古城

古城も和歌山県でおおく作られている。南高梅より気持ちちいさめの梅で和歌山県の那須氏が
発見し命名された。おもに梅酒に向いている品種。青梅の一級品として青いダイヤとも
呼ばれ、うつくしく綺麗な青梅。

杏梅、八助

果肉が紅いもので、杏と梅が交配してできた品種。厳密には梅というより杏にちかい感じ。
梅干しにされたりもする。

竜峡小梅、甲州小梅などの小梅

名前のとおり小粒の梅で、カリカリ梅干しなどにされる品種。きれいな赤い梅シロップに仕上
がるパープルクィーンという品種もある。

白加賀梅

おもに関東を中心に出まわる品種。古城と同じくらいのおおきさで、果肉は繊維がすくなく
緻密で肉厚。やや黄緑にちかい色合いをしている。

紅映梅

福井県の代表的な品種。名前のとおり、青梅の表皮が熟するにしたがい鮮やかな紅色に
そまり、芳香をはなつ。種がちいさく、果肉があついという特徴がある。梅干しに加工
するのに適した品種。「紅映梅」からつくる梅干しは、果肉がやわらかく繊維のすく
ないおいしい梅干しができあがる。

効能と美容効果

日本の伝統食材「梅」には、身体にうれしいさまざまな効果がある。梅の栄養面で特徴的
なのは、有機酸のおおいこと。疲労回復などに有効なクエン酸、リンゴ酸、コハク酸、
酒石酸、そのほか各種有機酸が豊富にふくまれている。梅の栄養価値は果物のなかでも
優れており、タンパク質、カルシウム、カリウム、リン、鉄などのミネラル(無機質)、
ビタミンA・B1・B2・Cなども豊富にふくまれている。

みかんやりんごより豊富なミネラル、カルシウムはりんごの4倍、鉄は6倍

骨、歯、血液、組織液など人間の体を形成しているもののなかには鉱物性の栄養素(カルシ
ウム、リン、水、鉄分など)がふくまれている。これらの一般的にミネラルとよばれる
栄養素が不足すると、人間の体はバランスを崩し、いろいろな病気をひきおこしてしまう。

梅には身体に必要なミネラルが豊富にふくまれている。梅のミネラル含有量はみかんや
りんご、ぶどうよりも多くなっている。りんごに比べちいさい梅の実だが、なんとカルシ
ウムはりんごの4倍、鉄は6倍おおく含まれている。マグネシウムや亜鉛もじつは梅の実の
ほうが多い。

疲労回復効果 老廃物がたまるのを抑える

エネルギー代謝がうまくいかないと栄養素の不完全燃焼がおこり、疲れや肩こりを感じたり、
細胞の老化、動脈硬化、生活習慣病などの原因にもなる。梅の酸味成分でもあるクエン酸や
リンゴ酸などの有機酸は、糖質の代謝をうながし活性化させるはたらきがある。これにより
栄養素をエネルギーに変換するはたらきがスムーズになる。梅は疲労回復だけでなく腰痛や
肩こりなどの緩和、老化防止、疲れにくい体づくりにも役立つことが期待できる。

唾液の分泌を促進させ食欲増進

梅の酸味成分であるクエン酸は唾液の分泌をうながし食欲を増進させるばかりでなく、胃液や
そのほかの消化酵素の分泌をたかめ消化吸収をたすけてくれる。梅に微量にふくまれている
ピクリン酸は腸のはたらきを活発にし、便通改善も期待できる。

食事バランスをととのえる代表的なアルカリ性食品 牛肉100gに対し、
梅干しはたった5gでOK

健康維持のためには、私たちのからだの酸性とアルカリ性のバランスをとることが欠かせ
ない。健康でいるためには体液(血液や細胞液)をよわいアルカリ性にたもつ必要がある。
ごはんやパンなどの主食や肉や魚などの食品は、そのおおくが酸性食品。お酒もからだを
酸性にしてしまう食品。

現代生活ではどうしても酸性食品をおおく摂りがちになる。体液が酸性化すると血液はドロ
ドロになり、毛細血管の流れがわるくなり、血行不良などをひきおこす原因となる。また
クエン酸などによる疲労物質(乳酸)を分解する機能が充分にはたらかず、筋肉などに乳酸が
蓄積され老廃物もたまる。血行不良などの悪循環で免疫力も低下し病気にかかりやすくなる。

身体のためにはアルカリ性食品をたべ、酸性を中和させる必要がある。梅干しはすっぱいが
アルカリ性食品。ほんの少したべるだけで酸性を中和することができる優れもの。牛肉100gを
食べたとき、酸性を中和するには、例えばキュウリの場合は、約900g(なんと約9本)も必要に
なる。梅干しならたった5g(約1/2~1個)で十分。野菜を大量にたべるよりも効率的。
アルカリ性食品の梅をたべると血液やリンパの流れがよくなる。抵抗力や免疫力がまし、
病気になりにくくなる。

梅はカルシウムや鉄の吸収をうながす

現代人のカルシウム不足は以前からいわれているが、毎日の食事で摂取するようにしてもカル
シウムは吸収効果がわるく体になかなか定着しない。しかもカルシウム吸収率は年齢とともに
低下していく。クエン酸などの有機酸には吸収率のひくいカルシウムや鉄の吸収をうながし
カルシウムが骨からもちだされるのを防ぐなどのはたらきがあるといわれている。梅をまい
にち食べると体内でのカルシウム定着率が徐々にたかまっていくことが期待できる。カルシ
ウムが必要な成長期のこどもや高齢者、大人たちにも梅はすぐれた効果を発揮してくれる。

肝機能を強化し血流改善 血液がサラサラに。血栓・動脈硬化などの予防にも

梅干しにはピルビン酸という成分があり、これは肝機能の強化に有効といわれている。お酒を
のむひとには嬉しい成分。ジャムや梅肉エキスなど梅を加熱した製品では梅にふくまれている
糖とクエン酸が結合しムメフラールという成分がつくられる。ムメフラールは血流を改善し、
血栓予防、動脈硬化などの生活習慣病の予防に役立つと考えられている。また血液中にコレス
テロールがたまるのを抑え、酸素や栄養分の供給がスムーズになることで、老廃物の排出を
促進し疲労回復も期待できる。新陳代謝が活発になるので老化をおさえることにも繋がる。

梅の殺菌作用 微生物の繁殖をおさえ食中毒予防にも

梅にふくまれているクエン酸は、殺菌・除菌効果にすぐれている。昔からおにぎりやお弁当に
梅干しをいれるのは、クエン酸の微生物の繁殖をおさえる効果をねらったもの。お腹のなかに
はいると胆汁のはたらきを活発にし、食中毒の原因となる菌に対する効果も期待できる。近年
では、梅に胃や十二指腸潰瘍の原因とされ、胃がんとの関連も指摘されるヘリコパクター・
ピロリ菌の増殖を抑制する効果があることが和歌山県立医大の宇都宮洋才講師らのグループで
研究されている。

梅はまいにちの食事にとりいれることで、食中毒予防やがん予防も期待できる優秀な食品。

美肌・老化防止・むくみ解消 女性の悩み、シミ・シワにも

肌のシミ、シワ、くすみなどの原因の一つとして内臓の老化があげられる。梅のクエン酸は、
新陳代謝をうながし体内の老廃物の排出を促進してくれる。これによりむくみの解消、美肌や
老化防止なども期待できる。梅にはポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化成分がふくまれ
野菜や果物のなかでもすぐれた含有量を誇る。

梅をつかったレシピ

鶏むね肉のうめ蒸し

材料(2人分)

鶏ムネ肉  1枚
梅干し(手でちぎる)  3個
ねぎ(4~5cmにきる)  1本
しめじ(石づきをとりのぞき、ほぐす)  1/2パック
塩  小さじ1/2
酒  大さじ1

作り方

❶鶏ムネ肉はかるく塩をふり、20分ほど室温におく。余分な水分をキッチンペーパーなどで
 拭きとる。

❷耐熱皿に①の鶏ムネ肉をのせる。ねぎ、しめじ、梅干しをいれ、酒をまわしかける。
 ラップをふんわりかけ600Wの電子レンジで4分カネツする。

❸一旦とりだし、鶏肉をひっくり返す。さらに3分加熱し、そのまま2分おき粗熱をとる。

❹③の鶏肉をたべやすいおおきさにきる。器に鶏肉、ねぎ、しめじ、梅干しをもれば
 出来上がり。

うめとまと

材料(2人分)

梅干し  1個
とまと(小)  1個
しょうが(すりおろす)  小さじ1/2
オリーブ油  小さじ1
パセリ(みじん切りにする)  少々
塩  少々

作り方

❶とまとはヘタをとり、1cm角にきざむ。梅干しはタネをとり、小さくちぎる。

❷①にしょうが、オリーブ油、パセリを加えまぜる。味をみて塩で味をととのえる。

❸ごはんにかけ食す。

幼いころにお酒と知らずに梅酒のうめを食べてフラフラになった記憶があります。大人に
なった今は、ときどき梅味のアルコールを飲んでいます。私はすっぱい梅干しが苦手で
食べられません。今回、うめについて調べてみて、梅にはいろんな効能があることを知り
ました。わたしも梅干しを1個でも食べられるように挑戦してみたいです!

料理ブログ
美容ブログ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする